みなさんこんにちは。
ライターのきのっぴんです。
序章ではキャンプ場の土地購入までの道筋を書かせていただきました。
↓ 現地の写真です ↓
衝動的にキャンプ場を作ることを決めてしまったので、恥ずかしながら具体的な内容は全く決めておらず…。
順番は逆になっちゃってますが、まずは急いで「コンセプト」と「施工計画」を考えていくことにしました!
また、今回は爆速でキャンプ場を作ることをモットーにやっているので、最初から完璧な施設を作るつもりはないということを予めお伝えしておきます。
まずは最低限の設備でオープンしてから課題を見つけ、徐々に拡充していく方が時間もリスクも少なくて済みますので、リーンスタートアップということでご理解いただけますと幸いです!
コンセプト作り
何事も始める際にはコンセプト作りがとても大事って言いますよね。
元々ボンヤリしていたコンセプトはあるのですが、やはり購入した土地に合わせたコンセプトを考えていく必要がありました。
【ボンヤリしていたコンセプト】
・家族キャンプをメインターゲットにしたい
・ペットもOKにしたい
・電源サイトにしたい
・場内で釣りやアクティビティができるといい
このように考えていましたが、買った土地には川は付いていないので釣りはNG…。
ただ、日本遺産でもある昇仙峡に近いという武器もあります!
昇仙峡は年間15万人ほど訪れるパワースポット満載の観光名所。
春は桜、夏は緑、秋は紅葉と、季節を問わずに楽しめる素敵な場所なんですよね。
諸々プラスされた要素も踏まえ、ボンヤリしていたコンセプトを実現可能なものに絞り込んでみました。
↓ ↓ ↓
【土地購入後に決めたコンセプト】
・昇仙峡の客層から、家族&大人向けのキャンプ場
・ペットOK
・アクティビティより、自然の中でのんびり
・秋の紅葉が綺麗な場所なので電源サイトは必須
・昇仙峡のお客さんを取り込めるように手ぶらキャンプできるようにする
これらのコンセプトを元に、どういう工事をしていくべきか、何を準備していかなければいけないかをリストアップしてみます!
キャンプ場を作るために必要な工事など
キャンプ場を作るにあたり必ず必要だと思うのが
・電気、ガス、水道などのインフラ周り
・トイレ、シャワー、炊事場
・浄化槽(汚水処理)
・テントを張れる平坦地
かなと思っていたのですが…。
売主の地主さんにアドバイスをいただいた内容をリストアップしてみると、パーっと挙げるだけでもやらなきゃならないことがメチャメチャありました。
【やらなきゃならないこと】
①土木工事
・私道を作る
・木を切り平坦地を作る
・芝サイトにするか砂利サイトにするか?
②配置計画
・管理棟
・炊事場
・トイレ、シャワールーム
・サイト割り
・ゴミ置き場
③インフラ関連
・電気を引く
・井戸を掘る
・ネット工事
・プロパンガス契約&給湯器設置
・浄化槽設置(汚水処理)
・外灯照明
④その他
・収支計画
・ホームページ、看板などの広告作成
・消防署への挨拶、防火に関して相談
・ゴミ処理業者契約
・運営のためのオペレーション作成
・スタッフの求人
などなど・・・
正直な話、ちょっとナメてました。。。
何から手をつけていいのか全く分かりません(泣)
でも土地を買ってしまったからには、何がなんでもやりきらなければなりません!
目標は8月のオープン!
ここから優先順位を付けてどんどん進めていきます!
【優先度が高いもの】
①土木工事全般
まず土地の全貌を明らかにしなければ、細かい配置や運営計画も考えられません。
私道の切り開き&平坦地にすることを最優先に、土木工事に取りかかることにしました。
幸いにも売主の地主さんのご紹介で土木工事屋さんはご紹介いただけたので、最短で取りかかってくれるそうです。
現地調査の結果、重機を使えば3日程度切り開きできそうで、2週間弱で地固めも含め、工事は完了できるとのことでした。
思ったよりも早い!!
また、水捌けと管理の大変さを考えて、サイトは芝ではなく砂利サイトにすることにしました。
②インフラ関連
サイトができたところでインフラが整っていなければ何も進められません。
電気は近くの県道にある電柱からキャンプ場まで電気を引っ張る必要があるので、取り急ぎ東京電力に電話して聞いてみたところ、どうやら私有地に電柱を立てる必要があるとのこと。
電柱を立てるなんて、人生初の経験です…。
てっきり東京電力が電柱を立ててくれるのかと思ったらどうやら違うようで、メチャメチャたらい回しにされましたよ。。。
まずは別のグループ会社の電話番号を教えてもらい、そこに電話。
しかしそのグループ会社でも電柱を立てることはやってないということで、今度は山梨県の組合(?)のようなところの電話番号を教えてもらい、そこに電話。
ところがそこも電柱は立てていないということで…。
「どこにお願いすれば電柱立ててくれるのか」と聞いたら、意外にも、街の電気屋さんがやってくれるとのこと。
街の電気屋さんの電話番号を何軒か教えてもらって、ようやく現地調査の話が進められました…。
また、水道はもちろん通っていないので、井戸を掘って地下水を汲み上げる必要があります。こちらも地元の井戸掘り業者さんに連絡して、現地調査の依頼を出しました。
さぁ、これでいよいよキャンプ場の工事がスタートします!
買った山を切り開くとどんな光景が広がるのか、今からとてもワクワクしています!
↓ 現地調査してもらった際、少し木を切ってもらえました
第2章につづく